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花嶋 優

花嶋 優 R1





服を買いに服屋に行く。店内を歩き回るがピンと来るものがなく、欲しいものは見つからない。その中でありふれたものを、失敗しないものを買う。そんな経験はないだろうか?私はたくさんある。その生活の中で私は自分が着たい服を作りたく思うようになった。私の夢はファッションデザイナーになることだ。その夢への第1歩として、今回の自主制作期間では、私が着たいトップスを考えてそのコンセプトアートを描くことにした。私が考える着たい服とはなにか。まずはその領域から説明していこうと思う。今回考えたファッション領域は「サイバーパンク」というもので、SFや近未来の印象が強い現代ファッションである。黒や白をベースに蛍光色や原色をアクセントに入れたデザイン。また、その服は主にポリエステルやビニールなどの化学繊維を使って作られる。

今回考えた服は「夜桜」という服で、サイバーパンクの世界観を日本式に落とすことを目標に、デザインを考えた。その世界観を思わせる、ネオンシティを意識し、蓄光塗料などを用いて暗い場所では光っているかのような絵を描くことができた。 この服を売っているお店は「あたらよ。」と言う。日本の古語にある言葉からその名前をとり、明けるのが惜しいほどの夜という意味がある。ネオンシティであることでサイバーパンクの世界観はより際立ってくる。夜であることに意味がある。サイバーパンクの世界がずっと続き、私が考える服を着れなくなるのが惜しく思って欲しいという意味を込めて、この服を売るお店の名前とした。 制作を終えて考えたことは、ファッションデザインの奥深さについてだ。どんなにいいデザインが生まれても、どの年代の人も切れるかと言えば変わってくるし、そのデザインごとにターゲットがあることについて再度理解することができた。次回の制作では、実際に今回考えた服を立体化する予定だ。今回は頭の中に描いていた絵の構想をほとんど再現することができたので、次回もそうなるようにしっかりと計画していきたい。



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