西広島駅前教室
西広島駅前教室
西広島駅前教室
双方向オンライン授業の様子(20年5月)
双方向オンライン授業での美術の学びの継続
その経験を活かして
19年末から始まり現在でも世界を騒がす「新型コロナウイルス」。アトリエぱおでも、20年4月からの広島での感染拡大のと、それに伴う県の外出自粛要請と学校休校に呼応して、生徒さんが一堂に会する「対面授業」は全クラスで休講とし、代わりに学習機会確保のための「双方向オンライン授業」を他予備校や学校に先駆けて実施しました。感染のリスクなく自宅で美術の学びを続けられるとご好評をいただきました。
特に受験科ではもともと春に取り組んでいた基礎学習を徹底するワークシートと自宅課題および自由制作を、双方向オンライン授業で指導を深めるなど立体的な組み立てで「双方向オンライン授業」に臨みました。
もともと、構想だけはありながらも実現には至っていなかった「双方向オンライン授業」をコロナウイルスに追い立てられるように実施しましたが、その有効性を確認し、運営上の問題点を整理する経験を得られた貴重な機会でもありました。
20年6月から対面による通常授業を再開し、21年6月現在も対面授業を開講中ですが、場所の制約がなく、生徒さんの移動のロスもない「オンライン授業」の有効性を活かした通信教育の講座を今後も引き続き実施してまいります。
ご興味のある方はご一報ください。
基礎を笑う者、基礎に泣く
徹底した基礎学習はぱおメソッドの信条
基礎学習ワークシート
上の写真は基礎訓練のためのワークシートです。美大受験も美術教育の一環と考えるアトリエぱおでは基礎訓練を徹底します。コロナウイルス対策以前から使用していたこのシートは自宅学習用として大活躍しています。
グレースケール・トーン・質感表現・三原色混合・配色イメージ・ロゴ研究etc.…今後のデッサンや絵画・平面構成はもちろん、大学での研究やその後の制作にも活きる礎となります。
多彩で豊富な自宅課題
豊富に用意された自宅課題には、自宅にある身の回りの物をモチーフにして描ける「静物デッサン」。色彩の3属性「色相」「彩度」「明度」の研究と連動した「三原色による野菜果物の観察画」、顔のパーツのバランスや動きによる変化をわかりやすく示した資料を基に主に学ぶ自分や身近な人の「肖像画」。基礎からの平面構成、油彩や着彩、模写や模刻なども自宅できるサイズや素材を提案しています。各自自由な時間で取り組むも良し、「双方向オンライン授業」で講師の丁寧な指導を受けながら制作するも良しです。自由制作は文字通り自由で良いのですが、造形の経験の浅い人には講師がテーマや技法材料の相談にのり制作進行もアドバイスします。
双方向オンライン授業
対面による通常授業と同じ時間帯に講師陣と生徒さん個々の自宅をオンライン会議システム「ZOOM」で結んで、デジタル空間に設定した教室内でリアルタイムに双方向の授業を行います。生徒さんの制作を講師が見守りつつ一定時間ごとに進行状況を確認して、気になった点を指導。また生徒さんからの質問にもその場でお答えします。人の眼が気になる時は別に用意したデジタルの個室で指導もできます。
デジタル空間のアトリエ
簡単・シンプル・手軽…
オンライン授業の受け方
以下の手順で入室します。
①カメラ付きPC/タブレット/スマホいずれか、または複数を用意しWi-Fiに接続
②あらかじめ告知したURLにアクセス(入会者/講習会生には個別に通知します)
③パスワード「******」入力
④受講上の注意を読み、課題表から課題を選び必要な道具やモチーフを用意
⑤オンライン授業の「日程」のボタンをクリックすると「待機室」に入ります。講師が入室を許可すると「ミーティングルーム」に入れます。
⑥講師の指示を受けてPCやスマホのカメラやマイクを設定・調整します。
⑦準備の整った学生から順次制作・相談し指導を受けます。通常は学生側のマイクはミュートにします。
⑧講師からの一斉発話も個別の呼びかけも、学生がミュートを解除し講師を呼び出すこともできます。講師と学生間の会話は普段の教室と同様にオープンです。これは他の人への指導の声を聞くことによって自分の制作に活かす機会を持つためです。個人的な指導を希望する場合は「個別指導室」での対応も可能です。
⑨普段はカメラをOFFにし作品の指導を受ける時のみカメラをONにすることも可能です。ただし講師の認識が薄くなり呼びかけの回数が減る可能性はあります。本人からの講師への呼びかけが重要です。
★美術の実技のオンライン授業は世界的にも稀な取り組みです。もちろんアトリエぱおも経験蓄積の途上だけに、学生と講師が相互に意見や提案を出し合って、手探りしながらより良い形にして参りましょう。