ピアノレッスン日記 №199

「がくふたんけんたい」 春畑セロリ著 音楽之友社 「できるかな ひけるかな」シリーズの中の1冊

春畑セロリの「できるかな ひけるかな」シリーズは、ピアノを使って楽しく遊ぶうちに、自然にリズム感、和声感、読譜力、即興力、表現力が身につく、まさに『音感を育てる』教材。

その中の1冊「がくふたんけんたい」は曲集全体が物語仕立てのファンタジーとなっていて、こどもたちは楽譜に隠されたモティーフや仕掛けを探し出して謎を解いていきます。

たとえば1曲目の「ここなつどーなつあまなつ姫」と2曲目の「ここなつあまなつどーなつ姫?」は、よく似ている曲だけれど、ちょこっとだけ違うところがある。

どこが違うの?

楽譜をよく見てみよう。

こどもたちは目を皿のようにしてふたつの楽譜を見比べます。

楽譜の右上に小さく書いてある作曲者名の、ちょっとしたいたずらにも気づいたら、

すごいね、よく見ているね!

あるいはこの2曲を先生が弾いてみて、こどもたちは楽譜を見ないで耳だけで違いを発見します。

スタッカート(その音を短く切って演奏する)と

テヌート(意味は「その音の長さを十分に保って」 わたしは、「その音を心をこめてとくに大切に弾く」と生徒に指導します)

の違いを聴き分けてくれたら、

おおおおおお!

うれしいです。

楽譜を「読む」こと、音楽を「聴く」ことを、堅苦しい勉強ととらえずにわくわくするような冒険として楽しむこの曲集は、各曲のクオリティももちろん高く、レッスンに欠かせない「音楽の友」です。

ピアノクラス 溝尻雅子

0回の閲覧

082-271-0870

©2020 by アトリエぱお造形教育研究所