ピアノレッスン日記 №174
ピアノクラスの溝尻です こんにちは。 ピアノは独奏で演奏することが多い楽器ですが、合奏の楽しみも味わってほしいという思いから生徒の宿題のうちの1曲は連弾曲を取り入れています。 そして年に一度の発表会では、生徒は全員、私との連弾を披露します。
次の発表会で名曲の数々を披露しますが、その中の私が特に好きな1曲をご紹介。
ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番第1楽章」 これはフィギュアスケートの浅田真央がソチオリンピックのフリーの演技で使用した曲。 この壮大な名曲を、作曲家の久木山直さんがいいとこどりに編曲。 各パートを一人で弾くのも難しいのですが、二人で合わせるともっと難しい部分がたくさんあり、レッスンで血を見ることも。 あ、もう少し詳しい説明が必要ですね。 演奏者の手(上のパートの人の左手と、下のパートの人の右手)が重なってしまうところがいくつかあるのです。 パートナーの指を爪でガリっとやっちゃったり、パートナーの指の上から弾いちゃったり。 「(鍵盤の)ここからここまでが私が弾くところだから!」なんて、まるで小学生の縄張り争い

そして、互いの手が交差する場面もある。 私は弾きながらレッスンをする(弾きながら歌ったり説明したりする)ので、ある場面ではパートナーの部分を弾いている錯覚に陥ってしまって、もう、どの手が自分の手かわからなくなったり。
まぁ、でも、これが楽しいんだな。 まだまだ人様にお聞かせできる状態ではありませんが、1月の発表会では息の合った素晴らしい演奏を披露できるよう、練習をがんばります
