ピアノレッスン日記 №115

【暗譜】 楽譜を見ないで、音楽を記憶してピアノを弾く。 何の苦もなく自然と暗譜してしまう生徒さんもいますし、 暗譜に苦手意識を持つ生徒さんもいます。

私自身は「何の苦もなく」のひとりでした。 特別に覚えようと気負わなくても、練習を重ねて行くうちに音を覚え、自分が演奏している部分が楽譜の何ページ目のどのあたりかということも自然と覚えていきました。

暗譜が苦手な生徒さんにどう指導するか。

効果的な指導法のひとつが、曲の「分析」です。

曲は、最初と最後が同じで中間部にまったく違う部分が挟まれている、名付けて「サンドイッチ形式」が多い。 どことどこが同じか、楽譜をよく見て同じ部分を探します。

よく見ると、同じだと思ったのに最後の音がちょっとだけ違うところもあります。 音が少し違うことで、こっちは「つづく感じ」なのに、こっちは「終わる感じ」ということもわかってきます。

こうやって分析をすすめていくと、例えば2ページの曲でも、覚える部分は1ページ分だった、しかも、その1ページ分の中にも同じ小節は半分近くある! ということもわかってきます。 覚える部分の量的な把握ができると、気が楽になりますね。

分析をして同じ部分と違う部分を確認しながら、少しずつ暗譜していく生徒さんもいます。 小学高学年のあみちゃんは、この方法で3回のレッスンで4ページの曲を暗譜しました。 あみちゃんは暗譜することにとても苦手意識を持っていたのですが、 4ページの曲を覚えられたことが自信となり、 いまでは新しい曲に意欲的にチャレンジするようになりました。

苦手意識がプラスに変わり、それが前に進むエネルギーになっていくことが嬉しいです。

ピアノクラス 溝尻雅子

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