ピアノレッスン日記 №27

こっんにっちは~」と元気にレッスン室に入ってきて、 「コナン見た?」 「見た、見た」 と、名探偵コナン談義に花を咲かせるみいちゃんが、 今日はなかなかレッスン室に入ってきません。 玄関で、なにやらお母さんと押し問答をしています。 お母さんに抱きかかえられるようにしてレッスン室に入ってきましたが、 とうとう大きな声で泣き始め、今にも部屋を飛び出しそうです。 外に出ていってしまうと危ないので、手を握ってまずは気持ちを落ち着かせ、なにか気分のかわるものはないかな…

ありました、

そうこうするうちにやっと気分も落ち着き、レッスンの話をすることに。

「今日はどれを弾きたくない?」 「これ」 みいちゃんが弾きたくないと言った曲は、私の予想と同じでした。 お母さんの解説によると、おうちでよく練習していたけど、ひょっとしたら今回も上手に弾けないかもしれない。そうしたら、また今週も宿題になるかも…と不安になったようです。 この曲は先週もレッスンをしたのですが、 強弱をつけて弾くことを課題として、もう一週間宿題にしたのでした。

ピアノの演奏を始めると誰も助けてくれなくて、 最後まで自分一人で弾きとおさなければいけません。 ピアノという楽器がまるで大きな黒い怪物のように思えます。 1分程度の曲でも、ものすごく長い時間に感じます。 孤独な闘いです。 みいちゃんも不安で、逃げ出したくなったのでしょうね。

どんな小さな子でもいろんな思いを抱えていて、 その気持ちをちゃんと聞いてあげなくてはいけないなと思います。 場合によってはやりたくないことはやらなくてもいいという判断をすることも大切ではないでしょうか。 これは、その子のわがままを通すということとはちょっと違うんじゃないかと私は思います。

この日のみいちゃんは、やりたい曲からレッスンを始め、 今週の宿題の曲の解説もきき、いつものようにしっかりとピアノを弾きました。 最後に「せっかく練習してきたんだから、これも弾いて帰ろっかあ」という私の提案にうなずき、 弾きたくないと言っていた問題の曲も、ちゃんと最後まで演奏しました。 よくがんばったね

そして、最後まで決して子どもを叱ることなく、 レッスン室までがんばって連れて来て、 子どもの側に立って状況を細かく説明してくれたお母さんに、感謝、感謝

ピアノクラス 溝尻雅子

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ピアノレッスン日記 

ピアノクラスの溝尻雅子です。こんにちは。 中学1年生のKさん。勉強や部活(卓球部!)が忙しくなりピアノはしばらくお休みでしたが、 どうしても弾けるようになりたい曲があります。 夏休み中の水曜日なら行けます。 レッスンできませんか? と連絡があったのが7月中旬。 いいよ~おいで! とレッスン再開。 夏休み中に5回レッスンができて、3曲弾けるようになりました。 がんばったね。 そのうちの1曲が、米津玄

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