ひろしまの「もののけ物語」をご存知ですか

夏の夜にちょっぴりこわい絵本はいかがですか。

この「ぼくはへいたろう」は広島県三次市に伝わる稲生物怪録(いのうもののけろく)を題材

こどもが読む絵本として描かれた、

もののけ(おばけ?)が毎晩やってきては

こども侍のへいたろうを おどかしていく、

きもだめしを楽しむお話しです。

まずは お話を読むのは後回しにして

ページをめくって絵を楽しんでみてください。

「もののけ」があの手この手で へいたろうを脅かします。

でもどんな「もののけ」がきても 彼は平気。

しまいには 今夜はどんな「もののけ」が来るかな、と

ニコニコして 待つほどになります。そして

とうとうよく我慢したと「もののけ」の大将に

ごほうびとして おおきなしゃもじを貰います。

広島らしいごほうびですよね。

ひととおり 絵を楽しんで 内容が把握できたら

読み手の大人が ちょっとリズムをつけて読むと

昔話らしくて、楽しいものに感じられますよ。

忙しい家事がひと段落して

ようやくこどものお待ちかねの時間

「絵本読んで!!」の声が聞こえてきたら

ほんのちょっとだけ待ってもらって

読み手はざっと一通り目を通して 

展開を把握してから声に出して読む

ワクワクして待っているこどもたちの

期待に応えられるような時間になると思います。

そして なんだか暗くて怖いけど

そこにいるのかどうか わからないものを

ちょっとみてみたい 耳をすましてみたい。

それを一緒に想像したり楽しんだりできる、

幼いころならではの楽しい時間を作れていますか?

お布団の中にくるまって かくれんぼ

急に飛び出してきて おどろかせたり

タオルをかぶっておばけのまねをしてみたり

それは こどもの想像力があってこそ

『いつまでも やってるとおばけが来るよ!

 はやくねなさ~い!』って 言えるのも

まだお母さんと くっついて眠りたいような

幼いころだからこそ 通じる言葉です。

この「へいたろう」は名前の通り冷静で勇敢。

なまえが へいきのへいたろう ですものね。

このお話が三次市に伝わることから

今年は三次市に もののけミュージアムが開館。

いわば「へいたろう」は郷土の英雄ですね。

広島を訪れる外国の人々に紹介するのにも

とてもふさわしい昔話だと思います。

この絵本の絵を描いているのは

今なお活躍している現役のアーテイストです。

同じくアトリエぱおの 講師がみんな

現役のアーティストなのをご存知ですか?

レッスンで先生として お見せしている面とは

違う、アーティストとしての面を知っていただける

よい機会がまもなく始まります。

ぜひ ご家族お揃いでおでかけください。

現代のアートを身近にかんじられる

いいチャンスですよ。

畠山 泰子

〈平和と美術と音楽と〉

2019年8月2日から6日まで 10時から17時

旧日本銀行 広島支店にて 入場無料です。

「ぼくはへいたろう 稲生物怪録より」

小沢 正 文 宇野亜喜良 絵

福音館書店発行

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