【芸大美大美術系高校受験科】日本画実習の取り組みその2

お待たせしました。以前ご報告した、「日本画実習の取り組みその1」の続きです。

前回のブログでは、「骨描き」とよばれる輪郭線を描いたところまででした。

今回はいよいよ彩色をします。 日本画の絵具は、いろんな色の岩を砕いたものと土に着色したものがあります。 岩を砕いたものは「岩絵の具」、土に着色したものは「水干絵具」または「泥絵具」といいます。

もちろん、どちらもそのままでは画面につかないので、

接着剤として「膠(にかわ)」というものを使います。

膠とは動物の皮・骨・筋などを煮出した煮汁から作られる接着剤の一種です。

この接着剤は「展色材」とよび、どの絵の具にも入っているものです。

油絵具なら油、水彩絵具ならアラビアゴム、アクリル絵具ならアクリル樹脂が展色材になります。

今はほとんどの絵具がチューブに入っていますが、100年以上前は油絵具だっていちいち顔料と油を混ぜて塗っていたんですよ。 顔料と膠を皿に入れて、指で混ぜます。中指で混ぜるのが、よく力が入っていいんだそうです。

絵具と膠が良く混ざったら、水でのばして色を塗ります。

日本画の絵具は粒子の細かさがそれぞれ違うので、混色ができません。

何度も塗り重ねて、望む色を作っていきます。

できた作品がこちらです!! いかがですか?初めて触った生徒がほとんどでしたが、みんなよく頑張りました。

今回はほんの入門編でしたが、大体の描画方法がわかれば、これから日本画を鑑賞するときにも違った着眼点で見ることができそうですね。

天野

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