【ぱお展への道⑧】受験科編

アトリエぱおの仲間たち展に向けて、先日より各クラスの取り組みや講師の作業などご紹介してきましたが、今回は受験科の展覧会への取り組みをご紹介します。

「アトリエぱおの仲間たち」展は、教室の発表会という意味合いが大きいですが、受験生たちにとっては、受験課題にとらわれない作品制作と展示作業の経験という目的もあります。 日頃受験勉強としてデッサンや平面構成、油彩画や塑像などを頑張る彼らですが、試験課題の傾向と対策ばかりしていては急な課題変更に対応できなかったり、進学後に何を作ったらいいかわからなくなったりすることがあります。 応用力を身に着ける訓練や、自由制作なども行う必要があるのです。

そんな彼らは「ぱお展」に向けて、テーマ制作を行います。

今年のテーマは「音のいろ、音のかたち」。

古いレコード盤を使って、テーマをもとに考えて作品を作ります。 レコード盤に絵を描いたり、盤の上に立体を作ったり、はたまたレコード盤自体を曲げてしまったり。

同じテーマ・モチーフだからこそ個性が光ります。

展覧会当日どんな作品が並ぶかお楽しみに。

そのほか、推薦入試などで提出するポートフォリオ(作品集)に載せる作品を制作して展示することもあります。

また、「講師推薦作品」として、普段の制作の中でよくできた作品も展示します。 受験科講師が各々自分の推薦する作品をエントリーして、議論の上で決定します。

決めている途中でさらに良い作品ができたらもちろん候補に加わります。

受験科の代表作品となるわけですから、選出にも熱が入ります。

搬入当日には、授業として展示作業を経験します。

進学後やその先でも必ず行う展示作業。

フックとワイヤーをかけたり、ピンをハンマーで打ったり、キャプションをつけたり…。

作業工程ももちろんですが、ほかのメンバーと協力して進めることが不可欠なので、チームワークが必要になります。 会場では、彼らの力量もさることながら、

「どのような考え・想いで制作したんだろう」、

「どうやって展示しているんだろう」

といったことにも注目してみてくださいね。

受験科指導講師 天野美穂

082-271-0870

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